日本人はなんとも不可思議だと彼は言います。
とある雪山での滑落事故・・もちろん風に煽られたのか、吹っかけ(上からは分らない雪だけがせり出した状態)に乗ってしまったのか・・約20メートルは滑落して崖に落下したのを見た人から連絡が入った。
近くにいた彼は急いで現場に急行。
急ぎ崖下に下りてみると左足を強く打ちつけたらしく出血をしていたが、命に別状は無く出血を止め左足を固定して他の隊員が集まるのを待って崖の上に上げようと待機していた時の事・・
彼は今回の負傷者を助けるのが日本に帰国後初の救助者であり、骨折等はあるだろうが命に別状が無いのを知りとても嬉しく思っていた。
今まで、上から覗いた瞬間人間の形になって居ないような事故を星の数ほど見てきた。
そしてそれ以上の数の命の火を助け救助者と共に生きている喜びを分かち合ってきたのだ。
今回負傷してしまった彼だが、あの高さから落ちてこの程度とは本当にラッキーであった。
「・・・・・」
すると何事か負傷した彼が喋りかけてきた。
彼はあわてて「痛いのか?」「苦しいのか?」と問いかけると
「・・・・すいませんでした・・・」
と言った。
彼は咄嗟には何と言っているのか分らなかった。
するともう一度「・・・ご迷惑をお掛けしました・・・」と言ったそうです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
彼は救助ボランティアになってからいくつかの公演をしています。
そこで笑いながらこう言います。
「僕はね・・何千回もありがとうと言われてそれをパワーにしてここまで幾つもの奇跡を見てきたんです。でもね・・助けて謝られたのは日本が始めてです。」
そして彼は負傷者の彼にこう言ったそうです。
If it may be said that thank you, please say so to me
・・・Can you say that ・・・
ありがとう。
・・・・そんな彼は今でも日本で「すみません」「ごめんなさい」と言われ続けているようです。
彼はこう言います、日本人登山者をいや・・日本人を津々浦々叱って歩いているんですよ。と・・
Can you say that ・・・ありがとう。
あなたも誰かの力になってあげてくださいね。
助けられる方にだってやれる事はあります

すみませんをありがとうへ・・
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