2007-03-27 00:04
続かんべさ
星の瞬きすら届かぬ常闇の中、不意に明滅をはじめた光源の在り処を求めて壁伝いに歩く。近づくほどに冷気を帯びる大気に肌が粟立ち、唯一信頼に足るはずの身体感覚が次第に闇に溶け出していく。消えては現る不穏な輝きに憑かれ、おぼつかない足元に耐えかねて歩みを進めども影は濃度を増すばかり。
破壊的な音色が凍てつく静寂を破り、やがて粘っこく退廃的な旋律が幽玄の淵に匂い立つ。忽然と現れる官能的なつぶやきの背後では、怜悧な刃を彷彿させる金属質な音色が幾度となく閃く。
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