一見「怖そう」と思う顔立ちで、肩で風を切って歩いていそうなタイプのお客様が来店。
店にいた数名のお客様は「関わり合いたくないな・・・」と言う表情。
ビールや、つまみを数点カゴの中に放り込み、
「おい、そこの店員さん!」
・・・やばい!完全に私を見てる・・・

「は・・・はい」
「ちょっと、こっち来てくんねえか?」
「はい・・・なんでしょうか・・・」
冷静さを装いお客様の所へ・・・
近づいてみて初めて「かなり酔ってる

」状態だと判明。
・・・まずい、まず過ぎる・・・
ドキドキしている私に、その人は、
「一番美味しいプリンってどれ?」
・・・え?ぷ・・・プリン?・・・
「プリンですか?」
「おぅ!コレとコレは食ったんだよ。こっちとコレ、両方まだ食ってないんだけど、どっちのが美味い?」
・・・でたぁ。「おいしいのはどれ?」質問・・・
幸い、どっちも試食済み

「こちらは、濃い感じですねぇ。で、こっちは、とろ〜り系です。」
「トロっとするのは、あんまり好きじゃないんだよな

」
「でしたら、こちらの方がいいんじゃないですかね

」
「じゃあ、これ買うわ。うまいよなぁ、プリン大好きなんだよ俺

」
会計中もプリン談議に花が咲き、かなりご機嫌な様子で帰っていった。
来店時の怖い顔はどこへやら、プリンの話をしている間は子供のような表情。
「人は見かけによらない」とつくづく思った私でした。
はぁ・・・でも怖かったぁ・・・

(心の声)
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